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情熱の温度
情熱の温度
情熱の温度
木原 音瀬

内容(「BOOK」データベースより)
隆一の父親が自殺しようとしていた男を助けた。男を心配した父親は、男・泉野が再び馬鹿な気を起こさないよう、隆一に世話と監視をさせる。が、偶然なことに、泉野は隆一の高校の教師で、隆一は暗い泉野があまり好きではなかった。しかし、ほとんど毎日泉野を見ているうちにいろんな面が見え、年とった男の、不器用にしか生きられない性格が、どんどん隆一には可愛く見えるように…。神経質な泉野を支えたいと隆一は願うようになるが…。


「俺は先生の嫌がることはしなかったよ。顔が見たくないって言ったら顔を出さなかっただろう。先生に恋人ができた時だって、俺本当によかったって思えるようになろうって努力してたよ。先生がもう会いたくないって言えばもう会わないようにしたよ。別れてくれって言えば別れたよ。それなのにどうしてこんな、気を持たせるようなことするんだよ」


木原音瀬さんはすごい。
物語の緩急の付け方が非常に上手い。
最悪の関係から良い関係になったと思ったら、また最悪の関係になってまた良くなって、ということを物語に沿って不自然なく繰り返して、読者を飽きさせない。
だから、どうしても先が気になってしまって、寝不足になると解っていても読む手が止まらなくなってしまう。
バイトしてる間も続きが気になって仕方なくて、木原さんの小説をバイト先まで持ち込んで、休憩中に読んでいました。
そして、読み終わって、ふわーっと満足。

「LOOP」が奪う愛だとしたら、「情熱の温度」は尽くす愛でした。
先生がすごく不幸、というよりも残酷なことばかりに陥っていて、神経質でピリピリした先生の性格が余計にその惨めさを引き立てていて、もう読んでいて可哀想で仕方なかったです。
そして、その先生を始めは邪魔臭く思いながら、次第に先生しか要らなくなっていく吉川が先生をさり気なく庇護している感じが非常によかったです。
吉川は始めはガツガツと先生を欲しがるんだけども、先生に拒絶されて、それでも諦め切れなくて、先生に気持ちが伝わらなくてもいい、ただ尽くし続ける男になるところが何だか妙に泣けました。
先生は吉川を手酷く拒絶するし、汚く疑うし、何事にも不器用だし、自傷癖はあるし、何処か夢見がちだし、吉川が自分を好いているという事実に優越感を持って吉川を傷つけるのに、吉川はそれでも先生がいいんですよね。
先生は本当に神経質なおじさんで、別に可愛いわけでも綺麗なわけでもないのに。
それなのに、読者の「どうして吉川は先生がすきになったの?」という疑問を、何だか不思議と納得させてくれる。
吉川が先生をすきなことが当り前のように思えるし、吉川には先生しかいないようにも見える。反対も然り。
木原さんは嫌な事を本当に嫌な風に書くけど、その嫌な分だけ良いことがより輝いてみえる。
終幕辺りは本当に切なくなって、ぼろぼろ泣きっぱなしでした。
2人とも本当に愛しくて仕方ない。
そんな気持ちにさせてくれました。
| bl novel | 11:44 | comments(0) | trackbacks(2) |
淋しさだけがぼくを縛る
淋しさだけがぼくを縛る
淋しさだけがぼくを縛る
立花 かれん

内容(「MARC」データベースより)
祐介はある男の部屋に軟禁状態になっていた。従妹の由香里が結婚式寸前に逃げ出したため、新郎の柊成に「花嫁の身代わりになれ」と脅されたのだ。初夜も夫婦生活も強要され続けて…。

全体評価 ★★★★☆
エロ評価 ★★★★☆

粗筋は見た感じ滅茶苦茶なんだけれども、物語自体は思っていたよりも破綻がなく、ちゃんと登場人物や境遇に感情移入して読めるものでした。
その中でも、人間に必要な「何か」が欠けてる柊成について確りと書かれていて、そういう淋しさがよく表れていたように思います。
ただ、柊成に強制的に軟禁される祐介に関しては、粗暴な性格ながらも、人間的にはもう結構完成されているように見えて、どこか物足りない感じもありました。だからこそ、成長未発達な柊成を受け入れて上げられるんだけども。
そのせいか途中からは、とにかく祐介が柊成のために自分を捧げているような感があり、何だか祐介と柊成の関係が親子のように見えました。

この物語が破綻していないのは、柊成が花嫁に逃げられて腹いせに祐介を軟禁した理由を、ある程度読者が納得できるものであるという所にあると思います。
淋しさを埋めるためにどうでもいい女性と結婚して、子供を作って、そうやって家族を作り上げようとした柊成の淋しさに少しでも共感できたら、この物語はとても感情移入できるものになります。

個人的には祐介がもうちょっと抵抗を見せてもよかったかなとも思います。
何だか、途中辺りからあからさまに流されていたような、今の状況に甘んじていたような。
是非、祐介には乱暴な性格を活かして、柊成の鳩尾に肘打ちを一発ぐらいは決めて欲しかった(待て)

エロも程よくキツク(レ●プシーンはなかなか痛々しい)、愛情も程よく痛い(失礼)、好き嫌いはあれどもストーリーもある程度楽しんで読めるBL小説、個人的にはお薦めです。
| bl novel | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
LOOP
LOOP
LOOP
木原 音瀬

内容(「BOOK」データベースより)
幼い頃から州脇義国のなかには、宮澤という若い男がいた。宮澤は、過去に愛した女への未練を昇華できず、現世の自分(州脇)のなかにとどまり続けていた。そんなある日、大学で知り合った英一が、宮澤の想い人の転生であることを知った宮澤は、果たせなかった彼女との幸せな日々を、英一で遂げようと英一に付きまとうように。英一会いたさに州脇の身体も、意識さえも自由に支配していた宮澤だったが…。


「お前さえいたら何もいらない。本当に何もいらないんだよ」


購入から今日まで数日間、時間があれば「LOOP」を繰り返し読んでいます。
こんなに痛くて、それでいて読まずにはいられないBL小説を読んだのは初めてです。
唯、ケンカして仲直りにヤッて幸せだーという能天気BL小説とは違う。
もっと生々しくて突き刺さるようなリアルさを持っている。
御互いに嫌悪を感じている描写に容赦がない。
何処のBL小説に、髪の毛がゴッソリ抜けるほど相手が嫌で堪らないなんていう描写がある。
何処のBL小説に、本格的に相手をストーキングして追い詰めていく描写がある。
だけど、そういった読者すら嫌悪してしまう程の描写があるからこそ、切実なまでの愛情が鮮烈に映る。
しかし、その2人の愛情こそが一番怖いと思いました。
物語終盤に近付くと、物語の舞台がだんだんと2人の関係に集約されていきます。
社会も体裁も他人も一切関係ない、2人だけで自己完結した2人だけの世界。
世間と隔絶された唯一無二の愛情は、純粋とか甘いものではなくて、もっと傷口を開いて舐めあうような痛みを持っている。
この2人のうち片方が死んでしまったら、もう片方も死んでしまうんだろう。
迷いなく、自殺してしまうんだろう。
そう思うと、2人がまどろんでいる姿は酷く恐ろしいもののように感じました。

作者さんは人間の繊細な部分を書くのが非常に上手いです。
自分の意思と関係なく、自分にとりついた幽霊が男に手を出してしまう現実に対する恐慌を、ノーマルだったはずなのに男に手を出してしまう、手を出さずにはいられなくなってしまう葛藤を上手く表現しています。
上記しましたが、本当に人間のどろどろした部分に対して容赦ないです。
純文学でも此処まで書かないだろうってぐらい書き切っています。
そういった面からも、読んでいて非常に胸を打たれます。


明るいBL小説がすきな方には絶対お薦めできないけれども、痛々しさに耐えて読み切れるという方には是非お薦めしたい。
それぐらいインパクトの強く、それに比例するだけ切なく痛い小説です。
| bl novel | 00:31 | comments(4) | trackbacks(3) |
拉致ってラブ!
拉致ってラブ!
拉致ってラブ!
佐伯 まお, C・J・Michalski

いきなり拉致られて、しかも監禁!? 可愛い顔して凶暴な仁は、鬼畜なインテリ大学生・瑛に、鉄の檻へ閉じこめられてしまった!「乳首とお尻で気持ちよくなろうな」全裸のまま手錠や首輪をはめられ、淫らな交わりを――って、これじゃまるで性の奴隷!? 悔しいのに、憎いのに、瑛の与えてくる深い悦楽に溺れていきそうで。その上、言葉とは裏腹な優しさをかいま見せる瑛に、仁はしだいに心惹かれてしまい……? 屈辱とエロスにまみれた監禁生活。

全体評価 ★★☆☆☆
エロ評価 ★★☆☆☆

友人から借用。
タイトルからして、いろんな意味で「うわぁ」と思いつつ、ようやく拝読しました。

攻男駄目やんけ、という言葉が常に付き纏い、受子がやんちゃを通り越して下品なので僅か萎え。
そして、最後まで拉致の理由付けが非常に薄い気がしてならなかった。
「ヤンキーの生態を調べるため」とか、たったそれだけの事で懲役何年とか食らうつもりですか、この人、みたいな。
寂しかったから、という理由があっても、余りあるほどの犯罪者行為。
でも、軽く読む程度ならば許せる範囲かもしれない。
BLノベルだし、BLノベルだし、BLノベルだし(暗示)

だけど、当初はヤンキーを軽蔑していた攻男・瑛が、時にはマナー違反な行動もしたりもするけど大雑把で勢いで生きる人達に対して、次第に温かい目になっていくのが、何だか微笑ましい。
人生を勢いで乗り切っているようなそういう人達の描写は、時には下品と感じられることもありながらも、骨太な生命力を感じられた。
無駄に理論で生きていない人たちは力強いのだと実感。

非常に軽い文体で、かなり読み易いものだったと思います。
読了まで1時間程度。
| bl novel | 01:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛で痴れる夜の純情
愛で痴れる夜の純情
愛で痴れる夜の純情
鈴木 あみ

全体評価 ★★★☆☆
エロ評価 ★★★★☆

友人から借りて、空きコマ1時間で読了。
挿絵だけをパラ見した友人は「7割がエロ絵だね!」と爽やかにのたまって下さいました。
後から見直したら、確かに物語中間前辺りからほぼ全てがエロ絵。
笑いました(笑うところじゃない)
そして、「男が遊郭とかありえん」とも言われました。
ありえないのがBL小説の掟みたいなものだと思って割り切ります(何様)

物語自体は「自分も身体を売らなきゃいけないし、すきな人も身体を売らなきゃいけない。でも、素直になれない」、そんな遣る瀬無さや切なさが前面に押し出されていたものでした。
単に甘々ラブラブなものではなく、物語に切なさを盛り込んだところに好感。
受子だけでなく攻男も身体を売っているのには、正直吃驚しましたが。

唯、途中までは「どうにかしたいのに、どうにもできない。逃げられない」という空虚さや、空虚さ故の仄暗い艶かしさが漂っていたのに、最後は何だかドリームな方法でハッピーエンドに至ってしまったので、そこが少し残念。
時間や運に任せる方法ではなく、どんなに卑怯でどんなに醜悪な手でも良いから、ちゃんと2人の手で解決して欲しかった。

シリーズ2作目らしいのですが、主人公が違うので2作目だけでも十分内容は把握できますので、そこはかとなくエロが読みたい方は一読をば。
| bl novel | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
ドクターに愛されたい!-純情駄犬奮闘記- & ミクロレベルまで愛して
ドクターに愛されたい!-純情駄犬奮闘記-
ドクターに愛されたい!-純情駄犬奮闘記-
春野 ひなた, 南国 ばなな

全体評価 ★★☆☆☆
エロ評価 ★★★☆☆

鬼畜ドクターの感情が簡単に揺れ動き過ぎだと思ったので☆は少なめ。
エロの方もSMじみているのに妙に淡白な感じがしました。
デビュー作ということで次回に期待。

「もっそれ」の南国ばなな先生の挿絵です。
唯、南国ばなな先生の絵は「もっそれ」のイメージが強いので、エロ絵でも妙に笑いがこみ上げてきてしまう。
そして、本作品の登場人物と「もっそれ」のキャラクターとがそこはかとなく似ています。
絵は綺麗なのだから、少しキャラクターの描き分けして欲しかったです。


ミクロレベルまで愛して
ミクロレベルまで愛して
中原 一也, 夏目 イサク

全体評価 ★★★★☆
エロ評価 ★★★★☆

こういう鈍感擦れ違いものは結構すきでした。
下克上じみているところも萌え。
| bl novel | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
この夜が、終わるまでには
この夜が、終わるまでには
この夜が、終わるまでには
竹内 照菜

全体評価 ★★★★☆
エロ評価 ★★☆☆☆

ヤクザ×刑事の世界を「プリーズ・ミスター・ポリスマン!」シリーズで書かれた著者さんの義兄弟もののBL小説。
「プリーズ・ミスター・ポリスマン!」で異常なほど受けに甘々の攻めを書いたかと思ったら、今回は受けに冷たい攻めを一応表面的には創り上げています。
でも、結局本質的には攻めは受けに甘々で、切なさを前面に押し出しているだけで殆ど「プリーズ・ミスター・ポリスマン!」と同じノリで読めるかと思います。
ところで、「プリーズ・ミスター・ポリスマン!」というタイトルを口に出す度に軽い羞恥に襲われるのは私だけですか?(どうでもいい)

本当は両思いな義兄(攻)と義弟(受)が相手からは憎まれていると思い込み、究極に擦れ違いあうというストーリー。
私はこの作品を読む以前にこの作品についての他の方のレビューを読んでいたので、読む前から軽く「切なくなろう」という自己暗示にかかっていた感がある。
そのせいか必要以上に自分自身が切ながっていた気がしてならない。
「ベタな切なさ」が嫌いな人が読んだら、途中で眉を顰めてしまうかもしれない。
でも、「ベタな切なさ」がすきな人が読めば、この作品は感動的な作品として捉えて貰えるかもしれない。
どちらかといえば「女性向け」ではなく「女の子向け」な作品。
私は、攻めの方が何だかんだで受けに甘い言葉ばかり吐いてるような気がしたので、もう少し手酷い台詞を吐いても良かったんじゃないかな、と思いました。
自分と相手の関係や崩壊させられた家庭の事柄を引き合いに出して、受けを精神的に嬲って欲しかった。
甘ったるい執着心じゃなくて粘つく執着心の方が私的には◎、だけど本当に「私的」なので誰も同意してくれないだろうなあと自覚済み。せつない。

そして、義兄が抱える「重大な秘密」にも余り魅力を感じられなかった。
少々蛇足の感が強い。
それでも、他のBL小説に比べたら、切なさを重点に置いた分、完成度は高い方だと思われます。
唯、ヤッてりゃ良いんだ、という小説とは違い、ちゃんと作者さんが切なさを伝えようと頑張っているのが伝わります。
「最終的には甘々だろうが構やしねえ、切なさどんと来やがれ!」という方は是非一読を。


以下無駄なぼやき↓
「プリーズ・ミスター・ポリスマン!」から思っていたのだけれども、挿絵に余り生気が篭っていないように思える。
絵は十分に綺麗なのだから、後少し人物の顔に感情を映し出して欲しいなあ。
なんだか勿体無い。


出版社/著者からの内容紹介
もう長い間、郁彦は千秋のものだった…心も体も。ふたつ年上の血の繋がらない兄・千秋は、郁彦の父を自殺に追いやった罪を償わせるべく、その体を好きにしてきた。気まぐれのように呼び出しては、郁彦を抱く千秋。そこには憎しみしかないはずなのに、いつしか郁彦は千秋を愛してしまう。冷たい言葉しか口にしないくせに、その唇はいつも泣きたいくらい優しいから…。揺れる郁彦だったが、千秋には実は重大な秘密があって…切なさが胸にくる、ハードでピュアなラブストーリー!
| bl novel | 01:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
プリーズ・ミスター・ポリスマン!
プリーズ・ミスター・ポリスマン!
プリーズ・ミスター・ポリスマン!
竹内 照菜

感想→攻めの男明らかにストーカーだよ!!

両思いじゃなかったら確実に訴えられてマス。
気持ち悪いを通り越していっそ怖いです。
受けの刑事のためにボロボロ人を殺しまくる。
それが例えチンケな理由でも、善良な一般市民でも気にしない。
たかだか受け子と一緒に住みたいからって、何故に受け子が住んでいたアパートの隣の部屋の夫婦を燃やすまでする。
コ ワ イ 惚れられたくない(暴言)

そして受けへと向ける攻めの台詞が甘ったるい。
口から砂糖を吐きたい人向け。

「竹書房文庫はせつなさ100%のハッピーエンド至上主義です♪」なんて何ともいえない微妙な言葉を帯に書いてるのだから、もう少し切ない感じがあっても良いなあとも思った。
折角の「ヤクザ×刑事」のカップルなのだから、そこをフル活用して欲しい。
まだ後3作残っているので設定を活かしきれているか期待したい。


大物ヤクザの六条成湫は大学時代の同級生、橘行弘にずっと恋をしていた。だが、それは片想い。図書室で奪うように唇を重ねたのを最後に大学をやめた六條は以後行弘の前に姿を現すことはなかった。そんなある日、刑事になった行弘が取り調べのため六條の元にやってくる。衝撃の再開に戸惑う行弘。だが彼もまた、六條を忘れられずにいて…。蕩けるほどに甘く、胸が痛くなるほど切ない大人の純愛、同人誌で大人気の「ミスポリ」が全編加筆修正で新登場。濃厚な書き下ろし番外編65ページも収録!(出版社/著者からの内容紹介)
| bl novel | 13:16 | comments(2) | trackbacks(1) |
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