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インファナル・アフェアIII 終極無間


潜入警官のヤンが殉職し、10ヶ月。警官として生きる決意をしたラウは、事件について、「ヤンを撃ったのは潜入マフィアのラムで、そのラムを自分が射殺した」と証言し、一時的に庶務課へ移動となる。その間ラウは、警察内に残る潜入マフィアを自らの手で始末してきた。ある日、保安部のヨン警視の部屋で、巡査部長のチャンが自殺する。内務調査課へ復帰したラウは、ヨンが潜入マフィアであるとにらみ、その身辺を調べ始めるが…


4月12日試写会鑑賞

無間道完結編、今回は「過去のヤンの幸せだった頃」と「第1部後、次第に心を壊していくラウ」の物語が交互に、かつ繊細に綴られていた。
この完結編は、アクションとして楽しむとか、サスペンスとしてドキドキするとか、確かにそういう要素もあるけれども、本質的にはそういう物語ではなかった。
唯、ひたすら悲しい物語。
もう変わらない事実や事件がそこに存在しているからこそ、優しく恋をしていたヤンの姿と、頑なに善人になろうとしてワヤクチャになっていくラウの姿が悲しい。

ヤン「善人でありたい」
ラウ「善人になりたい」

この違いにとことん泣かされた。
ラウはヤンになりたかったんだって事を最後に思い知らされて、打ちのめされた。

「ラウ、御前を逮捕する」

これが、ラウが一番言いたかった、言われたかった言葉なんだろうな。
ヤンにそう言われたかったんだろうな。
そう思うと、何だか苦しくなる。


シリーズに思い入れがない人は見ない方がいいかもしれません。
感情移入ができないと、物語自体はあんまり面白くないです。
(試写会途中に何人も寝てる人やらごそごそしてる人いましたし('A`))
当然、気鉢兇魎僂討覆た佑盡ない方がいいです。
むしろ、観ないで下さい。

そして、シリーズに思い入れのある人は是非観てください。
ぐちゃりと心をひき潰されます。
| movie | 21:34 | comments(0) | trackbacks(1) |
コンスタンティン

コンスタンティン
コンスタンティン

悪魔を見分ける特殊能力を持ったジョン・コンスタンティンは、人間界に潜む悪魔を地獄へ送り返し続けている。その体は末期ガンに冒され、余命は1年。悪魔祓いの最中、不穏な空気を感じたジョンは、地上を成立させている、天国と地獄の均衡が崩れかけていることを知る。同じ頃、妹の自殺に不審を抱く女刑事アンジェラが、ジョンに協力を頼んできた。妹、イザベルの手首には、サタンの子ルシファーの印が刻まれていた…。


席440席の劇場に50人以下という観客数の中、以前からずっと楽しみにしていました「コンスタンティン」鑑賞して来ました(*´∀`*)

まずストーリーについては、マトリックスに比べて全体的に設定の薄さが感じられるものだった。
アンジェラ&イザベル姉妹だとか、ミッドナイトが保管する椅子だとか、運命(ロンギヌス)の槍についてだとか、余りにも説明や深みが少なすぎる気がした。
観客の想像にまかせているのかもしれないけれども、こういうエンターテイメント的作品には”想像におまかせ”なんていうくどいマネはして欲しくない。
是非解りやすく納得できる説明をして欲しかった。
反面、マトリックスは二作目からは設定が難しすぎて血反吐吐く思いだったのだけれども(゚д゚lll)

それから、何処かキャラクターを投げ捨てにしているような感があった。
もう開始してから中盤までに何人も死ぬ死ぬ死ぬ(黙れ)
必要以上に殺しているように思えて、余り良い気分にはなれなかった。
キャラクターは大切にして欲しい。
それじゃなくても個性的な能力を持ったキャラクターが多いのだから。
敵役も何だか影薄かったなあ。
一番目立ったのは、最後にちょろっと出てきたルシファーと●●リ●ルだろうか。
マモンとバルサザールは……完璧やられ役だったなあ(;´Д`)

そして、ここからは少し個人的な感情から。
コンスタンティンが自己中心的な人間だと聞いて楽しみにしていたのだけれども、結構コンステンティンは善人ではないかと思う。
本当に自己中心的な奴は、多少知り合った程度の女のために命をかけたりしない。
だから、完全無血の嫌な奴をコンステンティンに期待していた私には、コンステンティンが最後の最後でころりとサクリファイスしてしまったことが少し残念だった_| ̄|○もう少し無慈悲なとこ見せて(ォイ)
もしくは、自己中心的なコンスタンティンが自分の命をかけても良いと思うぐらい、コンスタンティンとアンジェラが深く関わるシーンを盛り込んで欲しかった。
コンステンティンにとってのアンジェラの存在意義が余り良く判らなかった感じもする。
昔の自分に投影したのだろうか。
それとも恋愛感情から?
続編が出そうな雰囲気なのだけれども、アンジェラが次回作に出るかも想像できない。


はい、今回はムカつく感じに嫌な感想述べましたが、ここから弁解ターイム(腐れ)

まず、コンスタンティン役のキアヌ・リーヴスについて、演技が上手いかどうかはよく判りませんが、確かにコンスタンティン役はハマり役だなと思わせてくれました。
あの何事も煩わしいと言いたげな横顔、煙草を吸う仕草、嫌な奴的オーラをそこはかとなく感じさせる表情、かなりハマッています。
人生に古ぼけたような痩せた男の頬、良いです(*´д`*)ハァハァ

そして、ガブリエル役のティルダ・スウィントン。
彼女は激しく格好良い女性です(゚∀゚≡゚∀゚)
そう目立つ顔目立ちと言うわけではないのだけれども、画面の中でとても映える方だなと思えました。
仁王立ちしている姿も、着ている服も格好良い。
初めて痛みを知った時の表情も素直に良いなと思えました(綺麗とか可愛いとかではなく、良い)

更にルシファー役のピーター・ストーメア。
もう存在自体ラヴ。
もしかしたら「コンステンティン」の中で一番すきかもしれないキャラクター&役者さん。
登場したのは最後の最後だというのに、登場した瞬間、それまで抱いていた私の「コンステンティン」の感想を根こそぎルシファー一色にしてくれました(真剣)
コミカルでキュートで残酷。
もし次回作が出来るなら、是非ルシファーの出演を多めでお願いします。

所々、ウォイォイって突っ込みたくなるような設定ではあるけれども、全体的に観れば、なかなか面白いなと思える作品です。
全然怖かったり凹んだりすることはないので、家族や恋人で観るのにも丁度良いのではないでしょうか。
とりあえずタバコの怖さを教えるのには丁度良いですよ(あんまり怖くないけど('A`)ドッチダヨ)

ついでに言えば、映画はエンドクレジットが終るまで確り観ましょうね。
うっかりしてると良いものを見忘れますよ。
| movie | 17:58 | comments(4) | trackbacks(16) |
アビエイター
アビエイター
アビエイター

若き富豪ハワード・ヒューズの夢は、世界的映画監督と航空家。1930年、莫大な予算をつぎ込んだ映画『地獄の天使』を成功させたハワードは、航空会社を買収し、ライバル社パンナムとの探りあいのなか、軍飛行艇ハーキュリーズの開発に乗り出す。1946年、テスト飛行中に墜落したハワードは、瀕死の重傷を負ってしまう。空軍からは、戦争の終結を理由にハーキュリーズの契約を取り消されたうえ、軍用資金横領の疑いで公聴会に出席することになるが…。


観客11人、公開直後だというのに寂しい限りの観客数。
しかし、「アビエイター」を観終わった後、これは下手に人に囲まれて観ずに済んでよかったと心底思いました。
「アビエイター」に関して言えば、これを単なる面白おかしい娯楽映画として観に行ったら、確実に期待外れになってしまう。
家族とでもカップルとしてでも観に行ってはいけない。
「アビエイター」は魂が根元から揺さ振られるような凄まじい映画であり、涙が流れるとかそういう問題ではなく思わず咽喉を押さえて息を潜めたくなるような辛い映画でもある。
だから、これはたった一人で立ち向かうように観るべきだ。
それぐらいハワード・ヒューズという男の人生は、観てる側にとって辛い。
母親から溺愛され、両親の遺産を受け継いだ成金の男、しかしその胸中は理想に溢れている。
叶わない夢なんてないと信じている。
普通なら夢を全て叶えようとする人の姿は格好良く見えるのかもしれない。
だけど、頑なに一途なまでに夢に突き進んでいくハワード・ヒューズの姿は、格好良いを通り越して痛々しさを感じさせる。
余りにも障害が多すぎる。
周りからの妬み/妨害、女性との別れ、自分自身の精神の脆さ。
強迫神経症(潔癖症)になり、トイレで必死になって手を洗う姿、裸になり密室に閉じこもり映画を観続ける姿、観ているだけで息が詰りそうになる。
途中からは殆どこういったハワード・ヒューズの苦悩のシーンになってしまうので、168分耐え切るのは観客にとっては拷問に近いかもしれない。
もちろん悪い映画というつもりはありません。
むしろ心理学的に観れば、非常に良い作品だと思います。
だけど、単なる映画好きには、繰り返しますが本当に辛い。
映画を観る前にあらかじめ彼の死に様をとあるサイトで読んでいるからこそ辛い。
彼は最初から最後までマザーコンプレックスで、潔癖症で、誰の手も取れなかった。
映画中にキャサリン・ヘップバーンは「あなたも私も泣かない人」と言っていたけれども、ハワード・ヒューズは「泣かない」のではなく「泣けない」のではなかったのだろうか。
彼には本当に窮地の時、縋り付く人がいなかった。
キャサリン・ヘップバーンの呼び掛けに応じて外に出ていられれば、彼の人生は少しは変わったのかもしれない。
自分の世界、もしくは母親の世界から逃れ、他人の腕の中に飛び込めたのかもしれない。
しかし、彼は出来なかった。閉じこもったままだった。
だから、彼は最後まで孤独なんだと思った。
「泣けない」んだと思った。
彼の人生が良いか悪いかなんて本人にしか判らないことだけど、観客にとっては痛々しく切ないことこの上なく、彼の人生が通り過ぎるのを耐え切るしかない。
そういう意味では、「アビエイター」は耐える映画だった。

レオナルド・ディカプリオ、今までは単なる二枚目俳優だとばかり思っていましたが、本作によってそれまでの印象が完全に覆されました。
役柄の心情の変化に合わせて、その顔の雰囲気が他人と見間違うほどガラリと変わり、身体中から苦悩が滲み出ている。
素晴らしい。
文句なしに一流俳優だと実感しました。
今回は主演男優賞はジェイミー・フォックスにとられましたが、ジェイミー・フォックスがいなかったら確実に主演男優賞はレオナルド・ディカプリオがとっただろうと思える程の最高の演技だった。
躁病とも思えるキャサリン・ヘップバーン演じるケイト・ブランシェットの演技も素晴らしい。
彼女はどちらかと言えば、骨っぽくて女性らしいむっちりとした体型ではないのですが、それでも妖しい色気をたっぷりと感じさせてくれました。
男勝りな性格と思いきや、時折女性らしいヒステリックさ、粘つくような嫉妬心を垣間見せる。
ちょっと怖いくらいでした。

ラストは先の見えない暗闇に飛び込むような感じで終ります。
ハワード・ヒューズは「The way of the future」と呟きますが、それは希望の光を殆ど感じさせてくれない「The way of the future」でした。
彼の「The way of the future」は何処で終るんだろうか。
| movie | 23:08 | comments(1) | trackbacks(15) |
ローレライ
ローレライ
ローレライ

広島に落ちた原子爆弾が大戦の終局を告げようとしていた1945年。海軍軍令部の浅倉大佐は、さらなる原爆投下を阻止すべく、最後の作戦を実行に移す。切り札はドイツ軍から接収した戦利潜水艦・伊507。浅倉は長く現場を離れていた絹見少佐を伊507の艦長に抜擢し、原爆を積んだ戦闘機が離陸するテニアン島への奇襲攻撃を命じる。それは無謀な任務に思われたが、伊507には“ローレライ”と呼ばれる特殊な敵艦探知システムが搭載されていた。そんな矢先、今度は長崎に原爆が投下。そして第3の標的となったのは首都・東京だった。


こんにちは、最近どれだけ眠っても疲労が取れなくなり始めているエムです。
気持ちは50歳です。
そして、今回の「ローレライ」はお昼辺りに観に行ったおかげか、観客人数も100人は超えていました。
この調子でTOHO某映画館が潰れる最悪の事態だけは逃れて欲しいのですが。

感想の方はといえば、期待を裏切って、個人的には余り良いとは言えないものでした、すいませんすいませんすいませんチョキを近付けないで下さい(((( ;゚Д゚)))目潰シハ イヤー
体調不良のせいか睡眠不足のせいか、それとも「ローレライ」が私の琴線に触れなかったためか、映画の三分の二程度まで激しい眠気に襲われ、死にかけていました。
何でしょう、何だか人間から人間の臭いがしない感じがしないんですよね。
人間に深みがなく、潜水艦にも潜水艦の臭いがない。
上っ面だけマネてるような雰囲気が漂ってる。
つまり、リアリティがない。
リアリティを出すためには潜水艦独特のあの閉塞感や、じわじわと溜まっていく人間のストレスの雰囲気を、もっとガッツリ出すべきだったかもしれない。

これは邦画故の私の個人的感覚なのかもしれませんが、どうしても日本人の役者さんが演じているのを見ていると嘘臭く見えてしまう。
外国人の役者さんだったら緊張感を持って見れるのに、日本人の役者さんが演じていると何だかお遊戯に見えてしまって(失礼)
特にパウラ役の香椎由宇うううう!!!
日系ドイツ人役だったか何だか知らないけど、外国人の役柄をモロ日本人に演じさせるなギャアアァ!!!(悲鳴)
パウラが日系とは言えどもドイツ人であると知った時のガックリ感、うそ臭さの倍増感。
同時にリアリティ完全欠如。
更にパウラのワザとらしい髪型、ピッチリスーツやどこかの悪の総帥が羽織ってそうなマント、真剣に勘弁して下さい('A`)アイター
こんなの着るのは、末期症状のエヴァヲタだけです。
それに比べたら、パウラの能力なんて普通に見れたものです。
それから、一つ疑問なのですが、パウラの歌は口パクでしょうか?
モロ日本人顔には合わない歌声だなあと思ったのですが。

後、乗組員全員の命を救うために、たった一人の命を切り捨てていくシーン、「U-571」のパクりかと思いました。
お願いですから、この映画を「U-571」の製作者さんたちだけには見せないで下さい。


はい、またここから弁解ターイム(死に腐れ)

役者さんの演技に関して言えば、役所広司さんはとても素晴らしい演技をしておられました。
彼の演技が一番「ローレライ」の中で光っていたかと思います。
相変わらず安心して見れる熟年の演技だなあと感嘆させて頂きました。
時折「何か重苦しくしすぎ」と思うところもあったのですが、柳葉敏郎さんも中々格好良い演技を見せてくれたなあと思います
(あやとりの紐を咥えるのには軽く閉口したのですが)(;´Д`)
最後辺りが妙に変な演技になっているとは思いましたが、妻夫木聡さんも及第点ぐらいはとれる程度の演技を見せてくれました(偉そうに言うな)

危惧していたCGも別段悪いと言うほどではありませんでした。
だからといって、素晴らしかった!と手放しで誉めるほどではないのですが、その辺は余り期待していなかったので良しとします。
時折入る爆撃音もすきです。
心臓にドンと響く感じでした。
| movie | 20:55 | comments(5) | trackbacks(11) |
世界で一番パパが好き


マンハッタンで音楽業界のやり手パブリシストとして働くオリーは、最愛の恋人と結婚し、幸福に満ちあふれていた。ところが、妻は出産と同時にこの世を去ってしまう。悲しみに押しつぶされ、仕事で大失態を演じたオリーは、故郷ニュージャージーへ戻り、父の家で暮らすことに。7年後、娘ガーティは健やかに成長していた。ある日、心のどこかで仕事復帰を望んでいたオリーにチャンスが訪れるが、それは家族の関係を大きく揺るがせていく。


友人達と「アビエイター」を観に行ったはずが、何故だか1時間後には「世界で一番パパを好き」を観ていました。
何故かといえば、普通に私が遅刻したせいなんですけどね。
友人達から軽くリンチされましたすいませんごめんなさい映画観る前にコンタクトを奪うのだけは勘弁して下さい(゚д゚lll)目ガ目ガァァァ

はい、そんな感じで「世界で一番パパが好き」を鑑賞しました(*´∀`*)
はっきり言って、物語自体は新鮮味がなく、最初から最後まで思った通りのシナリオを突き進んでいきます。

母親死亡→娘を溺愛→娘と不仲になる→仲直り/家族愛って素晴らしい!

こんな感じで在り来たりなストーリー。
悪い映画ではないし、くだらなくもないのだけど、名作になるかと言えばおそらくならない。
人の心に強く訴えかけたり、心に深く留まったりするような映画ではなく、仲の良い家族がちょっとまったりしたい時にビデオで観るのに向いているホームビデオのような映画。



で、散々言ったわけなのですが、上記した通り決して悪い映画ではありません。
想像通りのストーリーといっても、やっぱり泣かされる時は泣かされるし、観終わった後に何だか心臓辺りがほっこりしている。
よく考えたら、映画を観ていて、私確実に3回は泣きました。
私の後ろの席の人は涙の余り、常に鼻を啜っていました。
はらはらドキドキするような巧みな映画とは言わないけれど、安心して観れる良い映画の部類に入るのではないでしょうか。

そして、何よりもこの豪華な俳優陣。
ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ジェニファー・ロペス、脇役にマット・デイモンまで!(彼が出た瞬間、そっくりさんなのか本物なのか真剣に悩みました)
更にあの最高にクールでファンキーなW・Sが登場!
W・Sこそが一番映画の中で印象に残った俳優ではないでしょうか。
彼が常にオリーのターニング・ポイントとなって、物語の軸として存在しています。
名前だけで、こんなにも映画の雰囲気を盛り上げる彼は素晴らしい。
最後は何だか映画自体喰っちゃった感じもしなくもないですが(´・ω・`)

そうやって、有名俳優達が和気藹々に創り上げた感じがとても良い。
俳優達の演技からも温かさが滲み出ていて、「世界で一番パパが好き」という映画を良い映画に仕上げている。

最後に、子役のラクエル・カストロについて。
初めは彼女の可愛らしさを前面に押し出した演技に、

「この子は自分の可愛さを自覚して、こんな計算しきった演技をしてるんだろうなー」

という天邪鬼な思いに囚われたのですが、それでも最後辺りには「畜生、なんか可愛いなー」という萌えへと変わっていました。
「スウィーニー・トッド」の歌を歌う小さな彼女の姿に鼻血噴きそうになりました。
可愛い子が世にも恐ろしい人肉喰いの歌を歌っているというギャップに(*´д`*)モエモエー


蛇足:
ただ個人的な意見を言うと、「子供至上主義じゃなくて少しは父親の気持ちも量ってやれよ」という思いも有り。
誰だって自分の夢を諦めたくなんてないだろうに、周りから「御前は本当に父親か」と責められてるオリーの姿は少し可哀想。
父親だけど普通の男でもあるオリーが、否応なく父親にしかなれない状況になるのは少し納得できない。
一人ぐらいオリーの気持ちを理解してくれる人物を登場させて、オリーの野心も尊重しつつ、それでも仕事より父親を選ぶオリーの姿が見たかった。
| movie | 23:58 | comments(5) | trackbacks(16) |
レーシング・ストライプス


嵐の夜、農場主のノーランは、置き去りにされた赤ちゃんシマウマを見つけ、連れ帰る。娘のチャニングは大喜びで、このシマウマを「ストライプス」と名づけた。ストライプスは、農場の仲間に囲まれてすくすくと成長する。ある日、走るのが大好きなストライプスは、競馬トラックを見て自分も出場したいと夢見るように。偶然ストライプスの速さを知った競馬の常連ウッジーは、ノーランにケンタッキー・オープンへの出場を提案するが…。


こういうディズニー系なノリの映画は吹替え版の方が勢いがあって良い、という私の先入観を見事に打ち砕いてくれました第一作です。
すいませんが、今回は吹替え版のため辛口で行きます。

はっきり言って、吹替えの声優最悪でした。

ストライプスを吹替える田中麗奈の声、棒読みは勘弁して下さい。
貴方の声が響く度に、ものすごく気分が萎えてしまいました。
途中からは可愛いはずのストライプスまでムカついてき(以下略/黙れ)
サンディの島谷ひとみさんも棒読みの感が否めず、そのワザとらしい笑い声が鼻について仕方が無かった。
そして、私はそう気になった方でも無かったのですが、一緒に行った従姉は三宅祐二の声が聞こえた瞬間にズッコケタそうです。

結論:声優は是非プロの方を

それから、声優さんとは違うのですが、チャーミングの演技が優等生すぎて、少し馴染めませんでした。
チャーミングの性格がお約束すぎて、もう共感も何も抱けなかった感じ。
「ベイブ」のホゲット夫人の方がずっと好きかも…(;´Д`)

正直言って、物語自身は「ベイブ」の二番煎じという印象が拭えません。
しかも、人間達に味のある個性が感じられないためか、「ベイブ」の方が出来が良かったとすら思える。
しかし、おそらく一番の敗因は違和感ありすぎる棒読み吹替え…(頭抱え)
字幕で観たら、たぶん私ももっと楽しめたと思うのですが。


はい、ではここから弁解タイムー(帰れ)

田中さん島谷さん三宅さんはさておき、オセロの中嶋さんと松嶋さんは声優としてよく奮闘していたと思います。
そのイカした性格もさながら、グース(松嶋)が出る度に笑いが零れました。
関西弁もいいですね。
全体的に勢いで乗り切った感じは否めませんが、オバタリアンをイカれさせたような性格(誉めてます)のグースに、関西弁は非常にマッチしていたように思います。
フラニー(中嶋)も全然違和感ありませんでしたし、むしろ最後まで私は、フラニーの声はプロの声優さんがやっているとさえ思っていました。
中嶋さんドラマなんかで演技はすごい微妙なんだけども、声優は結構イケるんじゃないでしょうか。

そして何よりもハエコンビであるバズ&スカズの存在!
彼らは悪友じみた雰囲気を醸し出していて、その会話のテンポの良さにグッと引き込まれました。
糞まみれになるところには軽く引いてしまったのですが、その下品さが彼らの魅力なんですよね、そうなんですよね(自己暗示)
皆の嫌われものであるハエを脇役に出すという製作者さんの新しい発想、素晴らしいなあと思います。

そして、「ベイブ」より面白さが減るとは言え(個人的にはです)、家族みんなで観たり、すこし疲れた時などに観ると、元気になると思います。
時々いじけたりもするけれど、夢をひたむきに追いかけ、たくさんの仲間に支えられ、そして最後には「競走馬になるのではなく、僕は僕でいる」事を選ぶストライプスの姿、うるっとさせられます。

そして動物萌えな人(激しく挙手)、シマウマの可愛さに思う存分悶えて下さい。
子シマウマ時代のストライプスの鳴き声が響く度、私は狭い椅子の上でバタバタ暴れそうになりました肘置き掴んで必死に耐えました(真剣)
あ゛あ゛あ゛あ゛、さーらーいーたーいー!!

あぁ、でも、競走馬の筋肉もしなやかで美しいですよね(節操なし)
| movie | 01:21 | comments(4) | trackbacks(7) |
ロング・エンゲージメント


第一次世界大戦。戦場を抜け出すため自らの手を撃った5人のフランス兵が、死刑を宣告された。終戦後、5人の中の1人、マネクの婚約者だったマチルドは、戦場で彼を見たという元伍長の話を聞く。マネクは生きている…そんな直感を頼りに、私立探偵のピールを雇い捜索を続けるマチルドだが、様々な人の証言をたどり続けても、依然マネクの行方はつかめない。そんな頃、マチルドの元に決定的な証言が飛び込んできた。


「マネクはマチルドを愛してる! マチルドはマネクを愛してる!」


観客人数12名、「アメリ」の監督スタッフの新たな作品「ロング・エンゲージメント」を観に行ってきました。
そこでまず言っておきたいのが、「アメリ」と同じようなノリで観に行くと痛い目に遭うということです(痛い目にあった人)
ロマンチックなのに性描写は妙に露骨で、戦争シーンは残虐で理不尽で、人の仄暗い部分が時折ちらりと垣間見える。

赤毛の恋人を持ち、ゴルド伍長と親友だったバストーシュ
戦争の理不尽さを訴えていた話下手なシ・スー
友人の死体を蹴り飛ばした上官を殺した勇敢なブノア・ノートルダム
アンジュ(天使)という名前に似合わない狡猾で卑怯な男アンジュ
正気をなくしてしまったマチルドの恋人マネク

この5人が故意に兵役を逃れようとしたため処刑を言い渡され、敵と味方の中間地帯(前線)に放り出される所から物語が始まります。
初っ端から兵役を逃れるために自分の掌を撃つ5人の描写があり、そこから既に単なる甘い映画じゃない事に気付きました。
何よりもこの映画は戦争シーンが生々しい。
大砲に直撃した仲間の肉片がべしゃべしゃと身体に貼り付くシーン、野戦病院の中で生きたまま焼かれていく人々、機関銃で次々と撃たれ死んでいく兵士の姿、全てが生々しく、痛みを伴っている。
はっきり言って「アレキサンダー」の戦争シーンなんか目じゃありません。
「アレキサンダー」では皆自分の死を許容して戦っているように感じられたけれども、「ロング・エンゲージメント」では皆生きたいのに仕方なく戦って死んでいるように感じられた。
戦争の理不尽さが前面に押し出されている分、こんな事をして何になるんだという苦痛が観客にまで伝わってくる。

しかし、その重苦しい映画に微かに明るいエッセンスを加えてくれるのが、オドレイ・トトゥ演じるマチルドだと思う。
マチルドはアメリと基本的には似たような性格で、空想好きでジンクス好き。
その空想がちょっと清純らしかぬ卑猥なものであるのも似ている。
物語の所々で出てくるジンクスはとても可愛らしかった。
ジンクスが叶わなくて、彼のことを思い泣いているマチルドは愛らしい。

彼の行方を追っていくマチルドを助けるほかの人物達もユニークな個性を抱えている。
郵便配達人や、マチルドの叔父叔母、弁護士、調達の鬼セレステン・プー、格好良い個性ではないけれど味のある個性に妙に噴き出してしまうものがあり、彼らが出る度にわくわくした気分になれた。

そして、マチルドの恋人であるマネク。
彼は素直に可愛らしいですね。
ギャスパー・ウリエルのベビー・フェイスが、少し幼児退行してしまったようなマネクに非常にマッチしている。
彼のはにかむような笑顔には兵士らしかぬ無邪気さ感じられる。

後、アンジュがヒモをしていた売春婦ティナ。
彼女のおかげで、私の中でアンジュが単なる卑怯者に終らずにすんだ。
ティナはアンジュがどんなろくでなしでも愛していて、アンジュもティナを愛していたんだということを知る事ができた。
彼女のおかげで、この映画が伝えたがっているものが愛なんだということに気付けた。
愛のために復讐に走るティナの姿は綺麗ですが悲しいです。


映像といえば、マチルドが登場するシーンや回想などは全体的にセピアがかっていて、ノスタルジックな美しさがあった。
ノートルダムの回想である、麦畑(?)を風邪が走り抜けるシーンは、瞬間的に胸に溶け込む感じがして秀逸。
それとは反対に、戦争シーンでは全体的に灰色がかっていて仄暗いイメージが付き纏っていて、妙に息苦しかった。

ただ、人の名前(特にマネク含む5人の兵士)がごちゃごちゃになって、途中で誰が誰やら判らなくなることがある。
なので映画館で無料に置かれていたりするパンフレットを事前に読んでいた方がこの映画を楽しめるかもしれない。
| movie | 13:03 | comments(4) | trackbacks(13) |
ボーン・スプレマシー
ボーン・スプレマシー
ボーン・スプレマシー

頻繁に利用している映画館がその設備のわりに全く繁盛していないので、最近は行く度に観客人数を数えるようになりましたエムです(意地が悪い)
2番目に広いスクリーンだと言うのに、今回は私を含めて観客9人。
少ない方が嬉しいとは言え、普通に映画館の心配をする今日この頃です。

私は「ボーン・アイデンティティー」が余り好みに合わなかったので(ボーンの戦闘のキレの良さは印象に残りましたが)、今回の「ボーン・スプレマシー」も本当を言うと観に行くつもりはありませんでした。
しかし、私がリピートしている映画評サイトさんが「ボーン・スプレマシー」に対して中々良い評価をしているのを見て、今回はそんなミーハー的な理由で観に行くことにしました。

そして、鑑賞後の感想。
前作よりもアクションシーンが派手になって、良作なアクションスパイ映画に仕上がっている。
カーチェイスは不安定なカメラの切り替えが激しくて、現在状況が上手く掴めないものではあったけれども、むしろそのぐちゃぐちゃなカメラワークが生々しさを引き出して、観客の興奮を高めてくれるものだったと思う。
文字通り、手に汗握る大接戦。
車体を何度も車や障害物にぶつけるのも良かった。
他のアクション映画だと結構すいすいと避けてしまうか、ぶつかるにしても一度か二度ぐらいで終ってしまうけれども、「ボーン・スプレマシー」ではこれでもかと言う程に車体をいろいろなものにぶつけつつ、逃げ切ろうとする。
あのぶつかる瞬間の衝撃が画面から飛び出してくるようで非常に良かった。

ただ、物語中に起こる幾つかの事件、それらの繋がりが薄かったように思える。
ネスキーの殺人事件。
諜報員と情報屋の殺人事件。
CIAの内部情報の漏洩(?)ダッタケ
何故それらの事件にボーンが巻き込まれなくてはならなかったのか。
その理由付けが薄かった。
何も無理矢理ボーンを引きずり出さなくても良かったのではないかとも思えた。

そして、ボーンを追うパメラ・ランディが初っ端からボーンを犯人と決め付けているのが何だか滑稽に思えた。
「偶然不発だった爆弾に残っていた指紋=犯人」とか安直過ぎないかと何度ツッコミを入れたことか(;´Д`)


そして、純粋に悲しいと思ったのが、ボーンの笑顔が映画中では殆ど見られない事。
マリーが死んでしまった時にボーンの笑顔も凍りついてしまったんだなと思うと、何だかマリーとの写真の中だけでしか見れないボーンの笑顔が酷く切なく感じました。
物語的には蛇足とも感じたネスキーの娘との対談も、殺人犯と称されるボーンがちらりと覗かせた人間的な一面だと思えば、感慨深いものに見えてきます。
途中からはネスキーの娘が流す涙がボーンの涙のように見えました。
泣き喚くわけでもなく、押し殺された悲しみの吐露。
あの対談がなかったら、私は「ボーン・スプレマシー」を単なるアクション映画としか観なかったかもしれない。
だから、あのシーンは「ボーン・スプレマシー」という映画にとってアクション以外のヒューマン的要素を垣間見せる大事なものだったと思う。

最後の思わせ振りな終り方から、おそらく続編が出るような気がするんですがどうでしょう。
マット・デイモンのジェイソン・ボーンも板に付いてきたし、愛する人を失ってしまったジェイソン・ボーンの行く末も気になる事だし、是非とも三作目もほしいところです。
| movie | 22:58 | comments(10) | trackbacks(19) |
MAKOTO
MAKOTO ~生きているあなたに伝えたい
MAKOTO ~生きているあなたに伝えたい
君塚 良一

大学の法医学研究所で働く監察医の真言。この世に想いを残す死者の霊が見える彼は、その能力を生かして日々、事件を解決に導いていた。だがそんな彼にも、事故で死んだ妻・絵梨の想いだけはわからずにいた。


ごめんなさい、初めから最後まで、今だかつてないぐらい感情移入できない邦画でした。
ありがちながら捻れば面白くなるであろう設定に惹かれて観に行ったわけですが、期待していた分、鑑賞中はほぼ呆然としていました。

何だ、この大根役者共は(暴言アウトアウト)

哀川翔、ベッキー、室井滋さん達は、役のおちゃらけた雰囲気で非常に良い演技をしていたと思うのですが、主演の東山紀之、和久井映見、武田鉄也、別所哲也、小堺一機、名前解らないけど橋本京平の妹役の人(この人の必要以上の場の空気を重苦しくする喋り方どうにかなんないのか。途中で段々腹が立ってきた)、所々の演技に違和感があり過ぎて、途中で頭痛がしてきました(酷)
一番酷いと思ったのが、被害者の父親役に武田鉄也さんを充てたところ。
彼が出た時点で、物語のシリアスな空気がぶち壊れ。
彼が喋る度に金八先生が「MAKOTO」に乱入してくるんです。
「君達は腐ったミカンじゃない」とか何とかかんたら( ・∀・)ドウデモイイ
武田鉄也にこびり付いた金八先生の先入観を打ち払うつもりなら、もっと大胆で斬新な役を充てて下さい。
此処は下手に認知度が高い俳優を使うよりも、マイナーな俳優を使った方が断然良かった。
これは、もう役者の演技の問題と言うよりも製作者側の人選ミス。
もう1つ。
小堺一機さんをわざわざ選ぶ必要なし。
上記と同じ理由で、その辺歩いてるおっさんの方がまだマシ。

それから、東山紀之/和久井映見さんが演じる白川真言/白川絵梨夫婦。
正直「格好付け夫婦」だと思いました。
演技から滲み出る過剰なカッコイイオーラ、カワイイオーラ、デザイン重視な生活感の無い部屋、頭痛いです('A`)

そして、白川絵梨が結局我儘なエゴイストだと言うところも不愉快でした。
涙の謎が解き明かされる時、監察医マコトの心は愛に震えた。
と宣伝しているにも関わらず、「愛」なんてものは殆ど感じられなかった。
感じたのは、人間のエゴだけ。
それも、他人が共感を示すようなものではなく、思わず理不尽だと叫び出したくなるような過剰なエゴ。
絵梨が犯した事は結局「愛」のためでも何でもなく、単なる我儘だ。
彼女は綺麗でも何でもない。
マコトとの「愛」のために生きたわけでもない。
だから、マコトが絵梨を愛する理由すら最後は解らなくなってしまった。
マコトが絵梨の影を求めれば求めるほど腹が立ってしまうんですよね。

後、蛇足ですが、マコトのマンションの前に居たニヤァと笑う女の霊は誰なんでしょうか。
他の場面にも出てて、見忘れてたらかなりショック。


ボロクソ言いましたが、此処で挽回タイム(ォイ)
物語始めに出てきた海の押し殺されたような黄土系色は素敵です。
ちゃんと考え抜かれて創られた仄暗い色だと思いました。

そして上記したように哀川翔、ベッキー、室井滋さん達の演技が非常に良い。
全体的に重苦しい雰囲気で進む物語をほんわりと和ませてくれた。
私は途中辺りから彼らの出るシーンばかりを期待していた気がする。
ベッキーさん、医学研究生なんて堅苦しそうな役は合わないとばかり思っていましたが、こういう研究生もありだと思えるような面白い演技を見せてくれました。携帯で首吊り死体の写真を取り捲るのって結構ありだよね。むしろ現代的でマッチしてる気すらする。

「MAKOTO」では子供に虐待を加える母役を演じた河合美智子さん、彼女は完璧に女優さんですね。
マコト達に虐待を問い詰められるシーンで、頭の中が真っ白になってどういう動きをしたら良いのか解らないといったように身体中を両手で触る動き、娘を掻き抱く指先の力強くも慈しむような動き、多少ストーリーの不自然さを感じても、あのシーンが私は一番すきでした。
河合美智子さんが一番「MAKOTO」で魅せる演技をしていたと思うのは私だけでしょうか。

そして何よりも主題歌「夢の真ん中/河口恭吾」が非常に良い。
私、映画自体には感動しなかったものの、スタッフロールで流れたこの曲だけで何だか泣きそうになりました(;´Д`)
挿入歌もいい。
歌だけは★5個ぐらい付きそうなんですが。
| movie | 13:27 | comments(10) | trackbacks(12) |
アレキサンダー
 史上初めて世界を統一したマケドニア王アレキサンダーの生涯を、総製作費200億円を費やし壮大なスケールで映像化した歴史スペクタクル。「プラトーン」「JFK」のオリヴァー・ストーン監督がアレキサンダー王を巡る様々な謎に鋭く切れ込む。主演は「フォーン・ブース」のコリン・ファレル。共演に「トゥームレイダー」のアンジェリーナ・ジョリー。
 紀元前356年、当時急速に力をつけてきたマケドニア王フィリッポスとその妻オリンピアスの間に息子アレキサンダーが誕生する。やがてフィリッポスとオリンピアスは激しく対立するようになり、権力に執心するオリンピアスは自らの野望をアレキサンダーに注ぎ込んでいく。両親の確執に心痛める青年アレキサンダーにとって、同年代の仲間たちとの友情だけが心の平安をもたらしてくれた。紀元前336年、父フィリッポスは何者かによって暗殺される。これを受けて、アレキサンダーが若干20歳にして王位を継ぐこととなるのだったが…。


観終わった後に気付いたけれども、この映画普通の映画よりも長い(;´Д`)
172分と約3時間近く鑑賞、そして感想。

3時間とか中途半端なこと言ってないで5〜6時間丸々使って作れ

一番勿体無いと感じたのは、アレキサンダーが世界を征服していく過程を殆ど削ってしまったこと。
王になったアレキサンダーが、西アジアとエジプトを征服した部分が一切映像化されておらず、ただ「アレキサンダーはそれから〜〜〜を制覇した」等と口頭で語られるのみ。
これでは非常に物足りない。
アレキサンダーは寛容で人情を重んずる傾向もありながら、裏切り者には女子供であろうとも皆殺しにするという事も行っています。
しかし、それすらも口頭で語られて、映像には一切出てきませんでした。
正直、そんな中途半端な事はしないで欲しい。
アレキサンダーを本当に描くつもりなら、ちゃんとアレキサンダーの残虐な部分を映像として生々しく見せて欲しかった。
無駄に口で語らせるな。百聞は一見にしかず。
是非とも3時間どころか何時間になっても良いから、アレキサンダーの生涯を最初から最期まで確りと描き切って欲しかった。
でも、そうしたら反対に冗長になってたのかな。むずかしい。

そして、上記したとおり、彼が王として成立していく真ん中の部分がゴッソリと抜けてるから、アレキサンダーにも感情移入がし難い。
辛うじて感情移入が出来たのは、アレキサンダーが親友であるヘファイスティオンに縋り付く姿かな。
彼らの愛情がこの映画で一番綺麗だったかもしれない。
アレキサンダーは母を愛するが故に母親に似ている女と結婚し、母を憎むが故に母から遠ざかっていったんだろう。
その母親への愛や猜疑心から、女性に対する矛盾/闇を抱えていたのかもしれない。
だから、女とは別の次元のへファイスティオンを愛していたのかもしれない。
女性ではなく男性を。
想像でしかないから非常に微妙。
この私の妄想(想像じゃなくなった)を実在のアレキサンダーに当てはめないで下さいね。
あくまで映画のアレキサンダーに対する考察もとい妄想ですから。

戦争映像は悪くはないけど、「ロード・オブ・ザ・リング」の方が個人的に全然すき。
リアルさはあるのかな。
リアルさは「プライベート・ライアン」の方が高い気がする。
基本的に戦争シーンにメリハリ・山谷がない気がする。
でも、突撃直前、アレキサンダーが兵士達を奮い起こす言葉の数々は良かった。
恐怖を克服すれば、死すらも克服できる。
こういう暗示じみた言葉はすきです(失礼)

しかしながら、3時間を飽きずに見られる程度には良い作品です。
(私は結構飽きずに観れましたけど、途中でもう飽きたという人も中々多い_| ̄|○)
なにせ俳優陣が派手なこと派手なこと。いえ、素晴らしいです(*´∀`*)
コリン・ファレルは期待していた以上の演技でしたし、それ以上に眼を惹いたのがアレキサンダーの母親役をするアンジェリーナ・ジョリーでしょうか。
始めて彼女を美しいと思いました(何か口説き文句みたい)
剥き出しの悪意を身にまとった妖女を演じきっていました。
アレキサンダーの父親フィリッポスを威嚇する姿は雌豹そのままですね。
畜生、色っぽい(何)
でも、アレキサンダーが歳を取っても、彼女の姿が殆ど変わっていないのには僅か萎え。
御前は若い女の生き血でも浴びてんのか(暴言)
アンソニー・ホプキンスは無難ながら確りとした演技だなと思った。
だけど、アレキサンダーの生涯を初めから最期までちゃんと描き切ってたら、アンソニー・ホプキンスの役は別にいらなかった気もする。
それとも、やっぱりアレキサンダーを英雄か夢想家か判断する役は必要だったのかな。

実在の人物についてあれやこれや言うのって、何だか滑稽な感じがする。
妙に恥かしい(;´Д`)
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