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WEED
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WEED
木原 音瀬

出版社/著者からの内容紹介
エリート医師の若宮と悪友・谷脇はある雨の夜、一人の男を拾う。一夜限りの刺激的な遊びと、男を無理やり弄んだ若宮たちだったが、一週間後その男・岡田と偶然再会してしまい──。あなたの心にきっとこの恋は突き刺さる。ファンならずとも見逃せない、空前の大ヒットシリーズ! 大量書き下ろし続編も収録!!


読了に2〜3時間程度、結構読み易かったです。
ただ他の木原氏作品に比べたら、私の好みには合わなかった(;´Д`)
大ヒットシリーズの1作目なのに('A`)

私の好みに合わなかった理由は、

1.御互いがすき合う過程が解り難かった(特に岡田/寂しさだけじゃ理由が薄い気がする)
2.若宮の不安が少しは解消されるかと思えば、最後まで全く現状が変わっていないから
3.若宮だけでなく岡田からの視点も欲しかった

主にこの3つです。
「WEED」では若宮の「嫉妬」に主点を当てているためか、恋とか愛とか成立する様子が少しおざなりになっていて、2人が思っていたよりも簡単に恋人になってしまうんですよね(強姦されたーのーにー)
だからこそ、2人が惹かれ合った理由が余り解らないと言おうか、理由が薄いと言おうか、どうしてそんなに惚れ込んでしまったのと問いたくなるような('A`)

しかし、矢張り木原音瀬氏作品、人のどろどろとした部分を浮き彫りにすることで愛情に深みを持たせています。
岡田が女性と喋るだけで、若宮が不安に駆られ、嫉妬に怒り狂う姿は浅ましいながらも、その切実さ必死さが胸にガツンと来ました。
何だかんだで岡田は懐が大きく完成された性格だから余り感情移入はできず、それに反比例して常に不安に駆られて苛苛している若宮の方に物語中は感情移入し続けました(だからこそ、若宮だけでなく岡田からの視点も欲しかったです。岡田から見た若宮とか)
岡田に捨てられたくないのに、岡田の気持ちを試すように浮気に走る若宮の姿には、憤怒よりも哀れさの方を多く感じます。
そして、だんだんと間抜けで冷徹で卑怯で高慢だけど、好きな人に捨てられたくなくて悶々としている若宮が可愛く見えてきます。
木原音瀬氏マジックヽ(゚∀゚)ノダマレ

「WEED」続編はあとがきで木原音瀬氏がおっしゃってる通り、「岡田は足が速いんだよ」みたいな物語でした。
マラソン時の岡田の描写すっごいすきでした。
彼は本当に走るのが楽しいんだね。岡田の爽やか度が急激上昇。
ちなみに、ここでも若宮の嫉妬は爆走状態ですヽ(゚∀゚)ノ


「WEED」と同シリーズ「FLOWER」と「POLLINATION」の主人公である谷脇は本当にいいとこどりでした(;´Д`)
自分は大した被害も受けず、若宮と岡田の関係を引っ掻き回せるだけ引っ掻き回す。
私はすきでも嫌いでもないのですが、谷脇がすきな方は本当に谷脇ラヴ状態だそうです。
鬼畜好きですか(人聞きの悪い)

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追記:
よく考えたら「若宮の不安が少しは解消されるかと思えば、全く現状が変わっていないから」というのは仕方ないことなのかもしれない。
最後の最後になって「もう相手を信じるしかないんだ!」とか「彼は絶対に浮気しないから大丈夫だ!」なんてあれだけ嫉妬した奴が心を入れ替えたりする方がよっぽど珍しくて、ファンタジーじみてる気がする。
実際には人間っていうのはなかなか他人を信じられないものですよね。
それが例え恋人でも。
だから、この「WEED」の結論は「妥協」みたなものなのかもしれない。

一緒にいると不安に駆られてしまう。嫉妬してしまう。寂しくなってしまう。
だけど、側にいないのは、もっと寂しい。
だから、疑いながら、確かめながら、不安でもずっと一緒にいたい。

不安が解消されない事を許容してでも側にいたいという「妥協」の物語。
妥協という言葉はあまり良いものではないけれど。
| bl novel | 11:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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