CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
<< 電車男 | main | 極楽浄土はどこにある >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
恋愛時間
恋愛時間
恋愛時間
木原 音瀬

内容(「BOOK」データベースより)
突然、ずっと可愛がってきた会社の後輩の広瀬に、「好きです」と告白されて、有田はびっくり。人のよい、おだやかで優しい男を、有田も嫌いじゃない。しかし、男同士なのだ…。男の自分に、女を見るように「恋している」んだと知り、そう意識してしまうと、有田は今までのように接することができない。自分を見つめるせつなく熱い視線にとらわれて、落ちつけない有田は、とうとう広瀬を呼び出すが…。―みんなも恋がしたくなる、優しい恋物語。


どうしたんですか、木原音瀬氏(゚д゚lll)
今まで痛さが嘘みたいに普通に甘いですよ「恋愛時間」。
いえいえ、別に悪いと言っているわけじゃないんです。
唯、これまでの木原音瀬氏の作品を読んでいて胸に釘をガツガツ打ち付けられるような痛みが「恋愛時間」には殆どなかったので、気合入れていた分拍子抜けしたと言おうか、安心したと言おうか。
うーん、カルチャーショック?(´・ω・`)チガウ


「恋愛時間」は「LOOP」で少しだけ登場した有田英一の兄:有田学のお話です。
表題作「恋愛時間」は有田学の視点から次第に広瀬に引かれていく様子が描かれ、「恋人時間」ではまだ両思いになりきれていない2人の姿が広瀬の視点から描かれています。
「恋愛時間」は広瀬から唐突に告白された有田の戸惑いや、弟が男と駆け落ちしたという過去のトラウマから来る嫌悪感等が、広瀬の多くを望まない控えめな行動で次第に緩和されていき、恋愛感情に発展するまでの話でした。
他の作品に比べればまだ優しいものの、矢張り此処で有田が広瀬へと突きつける嫌悪は何だか裏打ちされたリアルさがあって少し痛かったです。ギッときますね。ギッと。
だけど、それが必要以上に痛くならず、優しい雰囲気まで持っていけて、尚且つそれが持続できたのは、主要人物の有田と広瀬が2人とも「大人」だったからだろうな。
今まで私が読んだ木原音瀬氏作品では、必ずタチかネコ片方、もしくは両方が何処か「子供」なんですね。
欲しいものは欲しいと喚き、手に入らないなら周りのモノに当り散らすという駄々っ子。
正直そんな幼稚園児に等しい奴に暴れられたら自然と作品の雰囲気は殺伐としたものになるでしょう。
しかし、今回の「恋愛時間」では有田も広瀬も御互いを思い遣りつつ、社会体裁もある程度繕うことのできる「分別のある大人」で、だからこそ、この「恋愛時間」は今まで私が読んだ作品とは打って変わった「品の良い優しさ」が滲み出ていました。
ボーイズラヴというよりも、穏やかで自然なメンズラヴな感じ。
大きい展開がない分だけリアルさが感じられますが、それに飽きるという人も何人かは居るでしょうが(正直私も途中で脱落しかけてしまいました、申し訳ないです_| ̄|○)

御互いが両思いになった後の話「兄の恋人」では広瀬の弟:智晴の一人称で物語が語られます。
此処で一旦、家族から見た同性愛というものが露見されます。
特に広瀬の妹である美和の言葉には腹が立つものの、意外と的を射たものだとも思いました。
私だってBL本を幾ら読んでても、自分の家族や身近な人が同性愛者だと知ったら、正直今までと同じ対応をできるかどうか解りません。
美和と同じように「まともな道に戻って」とか「オカマ」とか思ってしまうのかもしれません。
そんな事を思っていたからこそ、自分勝手な美和の言葉の真意を最後に知った時には、もう何だかすごい美和が愛しいと思えました。
彼女は子供のまま喚いていたわけじゃなくて、大人になりかけていたが故の叫びだったんだなと。

ラストを飾る「海岸線」では「兄の恋人」の余波を引き摺っていたためか、所々胸を痛ませながら、じっと2人を見守る気分でした。
思いがけず有田が広瀬へと向けていた愛情を知って、言葉が詰ります。
本当に、深い愛だなあ。


木原音瀬氏独特の生々しい痛みがなくなった分、全体的に地味ながらも、穏やかな空気が漂っていて、読んでいて心地良かったです。
もし木原音瀬氏の作品に挑戦(K-1チャンピオンか)しようと思う方がいたら、「恋愛時間」のような柔らかいお話から入るのも良いかもしれません。
私は敢て痛いのから入れとは言いません。痛過ぎるのに当ると、軽くトラウマになる予感がします(ェ)

そして、私はいい加減木原音瀬氏の作品を語るときに「痛い」という言葉を連発するのをやめましょう。
でも、本当に痛いんだもの_| ̄|○
| bl novel | 14:18 | comments(2) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 14:18 | - | - |
コメント
エム様こんばんは。

エム様も木原作品大好きなのですね!
私も凄く好きなのです。もしかしたらBL小説家さんのなかで一番好きかもしれないという位に。

『恋愛時間』は比較的甘めの作品だったですよね。『LOOP』との対比が凄いと思います。
あちらは、とても重いですものね。

今回も『LOOP』と『恋愛時間』をTBさせていただきました。
3月には新刊がでますね。
今からとても楽しみです。
| suzu* | 2005/03/16 1:02 AM |
>suzu*さん
suzu*さんこんばんは。
膝の上が空いていますが、思い切ってどうですか?(*´д`*)ハァハァ(変態)

木原音瀬さんBL作家さんの中で一番だいすきです!!
今年の2月辺りに初めて木原音瀬さん作品に出会ったのですが、それからめろめろどっきゅん状態です。
しかし、絶版が多いので、今だ「LOOP」「恋愛時間」「WEED」「甘い生活」「情熱の温度」しか読めていません。
suzu*さんのように「あのひと」「片思い」「眠る兎」「B.L.T」「さようなら、と君は手を振った(タイトルがだいすきなのですが)」も読みたいのです!
読んで、suzu*さんの感想を舐めるように読みたいのです!
基本的に読んだBL本の感想でないとネタバレを恐れて読めない性質なので(;´Д`)

suzu*さんも木原音瀬さん大好きなんですね(*´∀`*)
suzu*さんの更なる木原音瀬さん作品の感想お待ちしております(図々しい)

「LOOP」と「恋愛時間」は辛さの度合いが全く違いますね。
私は結構痛めな(失礼)「LOOP」から入ったので「恋愛時間」を読んだ時は、何だか拍子抜けした気分でした。
「LOOP」での洲脇の狂いっぷりに比べて、「恋愛時間」での広瀬は最後まで有田への思いやりを忘れていなかった所がそれぞれ作品に漂う優しさの差になったのかなと思います。

TBありがとうございます(*´∀`*)
不束者ながら此方からもTB返しさせていただきました。
3月に新刊でますよね!!
もう今から興奮してるんですが服脱ぎそうなんですが!!(危ない)
先ほどAmazonを覗いたら、もう発売されているようで更にヒートアップです!(*´д`*)ハァハァ
suzu*さんの感想楽しみにしております!!

コメントありがとうございました(*´∀`*)
| エム | 2005/03/20 1:21 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nigo.jugem.cc/trackback/91
トラックバック
『恋愛時間』
恋愛時間(アイス文庫)木原音瀬・著【本の内容】突然、可愛がってきた会社の後輩の広瀬に、「告白され、有田は驚く。人がよく、穏やかで優しい男を、有田も嫌いじゃない。しかし、男同士…。男の自分に、女を見るように「恋している」と知り、有田は今までのように接する
| maybe * love | 2005/03/16 12:02 AM |