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木原 音瀬

内容(「MARC」データベースより)
青木篤は好きだった男の姉の子供・直己を育ててきた。篤を嫌っているようにさえ見える直己が大学生になったのを機に別れて暮らすことを提案したが、直己はガンとして同意しなかった。そのうえ篤を無理矢理抱こうとし…。


痛い作品NO.1と大評判な「HOME」、この度目出度く読了致しました。
読んだばかりでまだかなり気持ちが浮き沈みしているので、文章が支離滅裂になりそうなのですが、この怒涛のような感情を今吐き出さないと勿体無い気がするので今回は滅茶苦茶に書かせて頂きます。

何と言うか、篤と直己と関係って本当に報われないものだよなあ。
篤の、嫌な事は後回しにして結局何もやらない臆病な性格。
直己の、排他的で責任転嫁ばかりする自己中心的な性格。
組み合わさらないジクゾーパズルを無理矢理隣同士に置いているようで、そのどうにもならなさに酷いジレンマを感じてしまう。
無理矢理組み合わせようとするとジクゾーパズルは折れ曲がってしまう。
それと二人は同じ。
早く離れないと、一緒にいることを諦めないと、ぐちゃりと二人とも歪んでしまう。
そうして、結局最後はぐちゃりと二人とも歪んでしまった。
二人揃って、前も後ろも上下もない深淵まで真っ逆さま。
もうどうにもならない所まで二人揃って落ちてしまったんだなと思うと、何だか酷く悔しくて、悲しくて、涙がぼたぼた零れた。
何もかもが歪んだ方向へと進んで行ってしまって、それでも御互いに離れられない姿が哀れで、滑稽なくらい愛しくて、阿呆としか言えなくなってしまった。
二人一緒にいることが救いにならないBL小説なんか始めて読んだ。
だけど、あれだけ存在価値を欲しがった直己が自分の存在を否定してまで、篤を「すき」でいた事がとても愛おしかった。
自己中心的な直己が牋紡瑤砲覆辰討泙猫疇討魑瓩瓩浸が、恐ろしく、愛おしかった。
それでも、結局あの二人は結局平行線を辿るんだろうと思う。
直己は相変わらず自己中心的で怖がりで、篤は臆病で一歩踏み出せなくて、どちらも変わらないし、変われない。
だけど、いつか何か転機が訪れるんだろうか。
彼らの爐海譴ら瓩一切想像できない。
あのまま延々と気詰まりな生活を続けたんだろうか。
それとも、何か別の道を見出せたんだろうか。
行き先が真っ暗。

だけど、私はこの「HOME」という本がとてもすきでした。
どうにもならないジレンマや苦しみ、最低な選択、その終幕、全部ぐちゃぐちゃになって、突き離し合って、それでも篤と直己にどうしようもなく「すき」という気持ちがあるから、どうしてもこの物語も登場人物も何も嫌いになれない。
その「すき」は、こう輝くような明るい「すき」じゃなくて、泥の底に沈殿してどろどろした粘着質な「すき」だと思うけど。
その泥の名前は、たぶん身勝手とか不安とか恐怖とか嫉妬とか、そういう人間臭くて眼を背けたくなってしまうような醜悪なものだろうけど。
だけど、愛しい。
愛おしい。
だから、ほんの少しだけ自分の心の中に光を見出したい。
何もかもぐちゃぐちゃでも、二人幸せになれただろうと思っておきたい。
| bl novel | 11:07 | comments(0) | trackbacks(1) |
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| 80-one's! | 2005/03/31 10:57 PM |