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春の雪


幼い頃、名門華族の綾倉家へ預けられた松枝清顕は、綾倉家の令嬢、聡子とともに育った。時が経ち、清顕は久しぶりに聡子に再会するが、聡子への恋心を素直に表せずにいた。やがて聡子に宮家との縁談が持ち上がるが、清顕は目を背けたまま。清顕が聡子への愛を自覚したのは、正式な婚約発表の後だった。天皇の勅許が降りた婚姻と知りながら、清顕は聡子に求愛し、聡子もまた、その愛を受け入れていく…。

春の雪」観て来ました(*´∀`*)
セカチュウ監督作品だったからあんまり期待せずに観に行ったんだけど、思ったよりも全然良かった。

光と色彩の使い方が上手い。
登場人物の映し方が綺麗。
清顕の傲慢さと幼稚っぷりにも満腹(誉めてる)

清顕の状況フェチっぷりは所々には出ていたけれども、どちらかといえば純愛(?)の方が前面に押し出されていたせいで影が薄かったけどね。
禁忌を犯すこと、手の入らないものを求めること、これが清顕の真骨頂だと思う。
小説の方では「とうとう聡子は自分の手の届かないものになったのだ」みたいな事を思って、悦ってた気がする(うろ覚え)

全然関係ない上に、これもパラ見のうろ覚えだけど、三島由紀夫の文章ってエロいね。
確か小説の方では清顕が苺を頬張って本多と話してるシーンがあったんだけども、あのシーン、何か言いようのないエロスを放ってた。
文章だけであれだけ隠微な空気をかがせるって凄くないか。

映画の方もエロかったけどね。
逢引のシーンとかは時々しっとりエロだった。
ガムシャラガガガーって感じもあるんだけど(何だそれは)、あの閉鎖された空間がそうさせるのかな、それとも天候を上手く使ってるせいかな、湿ってるのに仄明るい。
明るい未来なんてないのにね。

それにしても、妻夫木君は演技上手かった。
傲慢で幼稚で、激情の使い所を間違ってる男をしっかり演じてた。
唇へし曲げる姿がグー。

竹内結子も演技は上手いんだけど、役と根本的に雰囲気があってないような。
おしとやかな令嬢から男をねっとり絡める女に変わるところなんかは素直に良いと思えたのに。
うーん、「いま、会いにゆきます」の印象が拭い切れないのかね。

全体的に飽きることなく観れる恋愛映画。
ガツガツ最後まで恋愛。
巻き込まれる本多が一番可哀想で可愛い(個人的好み)

ただ一つ文句をつけるなら場面変更の時に同じ手法使い過ぎ。
柱とかで一旦視界を真っ暗にするとか多過ぎ。
次はもう少し違う手法を使って下さいね(誰に言ってる)
| movie | 23:19 | comments(6) | trackbacks(0) |
着信アリ2
着信アリ2
着信アリ2

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
携帯電話を介して広がる恐怖を描いた大ヒットホラーの続編。前作のルーツを追って日本から台湾へと舞台を移し、ルポライター・孝子が不幸な少女・リィの忌まわしい事件に行き当たる。ミムラ、瀬戸朝香、吉沢悠が共演。


※軽くネタバレ注意

ええと、「着信アリ1」が流行ったから、とりあえず設定なんてどうでもいいからブームが去る前に脚本書けといわれた脚本家さんの姿が見える。
物語の設定が破綻しすぎていてどうにもならない。
怖いとかそういう以前に唖然とさせられました。
まず、



■幽霊について
・まずどうしてわざわざ幽霊役を変えるのか理解出来ない。
ミミコとリー・リィの関連性が理解出来ない
・幽霊役がリー・リィなのに、どうしてあの音楽が鳴るのか理解出来ない。
・リー・リィが携帯電話を使う理由が理解出来ない(その頃携帯電話なんかなかったっしょ)
口から飴玉が出てくるのも理解出来ない。

■携帯電話について
・携帯電話の持ち主が死んだら、その携帯電話から別の携帯電話に「死の予告」が移って行くのに、今回は同時進行で「死の予告」がバンバン鳴ってた
・そして「死の予告」がされてない人が死ぬという無差別殺人発動
・携帯電話の持ち主じゃなくても携帯電話を取った人が代りに死ぬという突然設定発動

■個人的な不満
・最後のどんでん返しの意味わからん(解るけど物語に全然関係無いし、余りどんでん返しにもなってない)
・瀬戸朝香演じるルポライターの過去の意味わからん(無駄に感傷的なシーンを入れただけで物語にはほぼ関係ないように思える)
・何でミムラはチャイルドセラピストなんかやろうとするかわからん(やるとだけ言っておいて役に立たず。「貴方の痛みは解るから!」とか解られてもどうしようもないんじゃヴォケ
・初め出てきた不気味な親子の意味が解らん(出しただけで後は絡まず)
・リー・リィに「遊ぼ」と言われた後に言い返す言葉、結局わかりませんでしたね。コギャル殴り飛ばしてでも聞いとけや。
・前作主人公の中村由美が「内なる悪魔を解き放ったんだ」とか「着信アリ3」への引きですか?
・刑事さんから電話かかってきた時間がズレてたけど、あれは結局謎解きできたんですか? 幽霊?(これは普通に私が解らなかっただけ)



とにかく破綻したところ、不満に思ったところ、思いつくままに書き綴ってみました(多ッ)
その他、最近純愛ブームだから純愛テイストも入れて、韓国ブームだからわけもわからず韓国に似た台湾ロケも入れて、とわけのわからないものになっていました。

いや、こんなグダグダ書いてますけど面白かったですよ?
設定破綻したところ探すのが。

後、「動物のお医者さん」のハムテル君が出ていたのが嬉しかったです。
途中から「ハムテルくんガンガレ! どうせ最後死ぬけど、まあガンガレ!」とばかり叫んでました。
怖さも何もあったもんじゃない。
皆さん、こんな捻くれた人間になっちゃいけませんよ(黙れ)
| movie | 11:20 | comments(10) | trackbacks(0) |
皇帝ペンギン(吹替版)


南極に冬がやってくる3月、多くの生き物たちが暖かさを求めて北へ移動する中、逆に南へと旅を始めるものたちがいた。ペンギンの仲間の中でもっとも大きい、皇帝ペンギンたちだ。隊列を組んで行進を始めるペンギンたちが目指すのは、外敵が近づきにくい氷山に囲まれた土地だ。ここでペンギンたちは、お互いのパートナーを見つけるための求愛行動を始める。5月末、産卵を終えたメスたちは卵を自分のパートナーに託し、100キロあまり離れた海へ向かう。自分とこれから産まれるヒナのための餌を求めて。


内容に必要以上の期待をするなかれ。
ペンギンに愛情を注ぐつもりで観に行くべし。


格好付けて言ってみました。
ダイエット中で腹へりへり腹なエムです。
今回は地下にある古い映画館で「皇帝ペンギン」を観て来ました。
その古い映画館のレトロな雰囲気は素晴らしいものでした。
スクリーンを覆う赤い横断幕の安っぽさが堪らない(マニアック)

と、それは置いておいて。
「皇帝ペンギン」を観る前に某Tとメールしていたのですが、観る直前その某Tから「NHKスペシャルテーマはペンギンって感じだよ」という意見を頂きました。
はい、確かに観終ってそうだなと思いました。
内容はNHKのドキュメンタリーその物に近いと思います。
しかし、NHKのドキュメンタリーが「ペンギンについての知識」に力を入れるのと違い、この「皇帝ペンギン」は「ペンギンたちの愛情」に力を注いでいました。

雌ペンギンと雄ペンギンの愛、夫婦が身を挺して守る子ペンギンへの愛。

そういった物が「皇帝ペンギン」には満ち溢れていて、だから、観ている此方側もその愛情に感化されて、穏やかで優しい気持ちになれる。
冷たい地に立つ皇帝ペンギンたちの温かい愛情、そういった空気を楽しむ映画です。
故にストーリー的なものを楽しむために観に行くものではないと主張。
実際、私の後ろに座っていた子供は「つまんなかった」と呟いていました。
ッツペェ、休日に親に映画連れて来てもらえるような甘えたガキにはわかるめぇ!(偏見差別)
・・・
と、私情は忘れて。
「皇帝ペンギン」たちの姿も非常に愛らしいものでした。
観ていながら、その姿に笑みがこぼれます。
顔を寄せ合い、腹をくっつけあう夫婦ペンギンの姿、母親の腹毛に身体をうずめる子ペンギンの姿…可愛すぎて死ぬ、萌え死ぬ、キュン死にする
映像も1本1本の毛並みまで見える程、繊細に美しく撮られていますし、ペンギン好き、動物好きには堪らない映像ではないでしょうか。

音楽もS級ランクの素晴らしいです。
幻想的な音楽が氷の世界とマッチしていて、はっきり言って音楽を聴きに行くだけでも価値があります。
観終わった後、即行でサントラが欲しくなります。
私も購入予定です。

そして、総合的な私の感想は「面白いとは違うけど、すき」というものです。
「皇帝ペンギン」の空気がすき、映像がすき、音楽がすき、ペンギンたちがすき。
小さなお子さんを育てている方、これから親になる方は是非観て下さい。
ペンギンたちの愛の姿にカルチャーショックを受けます。
個人的には子供にも観て欲しいかな。
あんたらの親はあれぐらい可愛がってあんたを育てられてんだぞ、と。
私もそうだけれども。

皇帝ペンギンたちも大変だけど、この映画を撮影した人はもっと大変だったんじゃないだろうか。
本当にお疲れ様です、素晴らしい映像をありがとうございました。

-------------------------------

追記:
吹替版の子ペンギンの声に神木くん(妖怪大戦争の主人公役)が出てた。
あの萌えショタな声は確かに確かに神木くんだった。
恐ろしやショタキラー(人聞きの悪い)
ちなみに「皇帝ペンギン」の吹替版は、字幕版じゃなくても安心して観れるぐらいに質の高い声優さん達が演じられてます。
| movie | 13:20 | comments(2) | trackbacks(2) |
マダガスカル(吹替版)


ライオンのアレックスはNYのセントラルパーク動物園No.1の人気者。好物のステーキに舌鼓を打ち、気が置けない仲間たちに囲まれて快適な都会暮らしを満喫していた。ところが、大親友のシマウマのマーティは、未だ見ぬ野性の世界に日々憧れを募らせ、動物園からこっそり抜け出してしまう。連れ戻そうと跡を追ったアレックス、心配性で虚弱体質のキリンのメルマン、頼もしいカバのグロリアの3頭だったが、マーティ共々捕獲された挙げ句アフリカ行きの船に積み込まれて…。


こんにちは、黒猫にめろめろキュンキュンしているエムです。
そのせいか最近は動物映画を観る度に恋する乙女のように胸がときめきます。
そう言う訳で友人2人と「マダガスカル」観に行ってきました。
そして、感想。

大人が観ると物足りない子供向けな友情物語。

この一言に尽きると思います。
いや、最近の子供は目が肥えてるから子供でも物足りなく感じるかもしれません。
それぐらいストーリーに捻りがない。
直線的。
一本道。
物差し入れた蛇(蛇行していないと言いたいらしい)
結局は、途中で喧嘩したり、自分に絶望したりしながらも、でも友情は捨てられないという安直な話(だと思う。たぶん)
動物達のCGは素晴らしいし、姿も声も可愛いし、動きは活き活きしているし、それなりに個性もあって面白いのだけれども、ストーリーがそこそこだから動物達の魅力も半減してしまう。

そして、個人的にはその安直なストーリーにも疑問符を投げ掛けざるえない。
映画に出てくる悪役である「フォッサ」。
「マダガスカル」はその「フォッサ」をやっつける話でもある。
しかし、私はフォッサが悪動物かと言えば、そうではないと思う。
フォッサは確かに肉食だし、猿を殺して喰ったりもする。
だけど、それは生きている以上、仕方ない事だ。
それを悪だと決め付けて、やっつけにかかる。
そして、最終的にフォッサはやっつけられ、猿達が助かるわけだけども、だったらフォッサはどうなる。
結局飢え死にするしかないじゃないか。
そう思ったら、この映画で善動物として描かれている動物達が悪とすら思えた。
子供向けだから仕方ないかもしれないけど、子供向けだからこそ、そういう生き物を食うことは悪みたいな描き方は止めて欲しかった。
この映画は「共存」という言葉を忘れてるんじゃないだろうか。

そして、本来なら一番の悪として描かれても仕方ない人間を、マダガスカルに辿り着いた4匹の動物は追い求める。
人間の下に帰りたがる。
それは何だか酷い皮肉としか見えなかった。


と、こんな風にヒネくれたようにも「マダガスカル」を観る事も出来ますが、単純に「マダガスカル」を観ればそこそこ楽しめます。
上記したように、動物達はコミカルで活き活きしているし、声優もかなりレベルが高いですし、所々ちりばめられたギャグシーンには失笑混じりな笑いが零れます(誉めてるのか?)

そして、何よりもペンギン

だいすき。
本気でだいすき。
あのしっとりピカピカした毛並み、息の合ってるような合ってない様なカルテット。
「マダガスカル」の中で一番純粋に評価できるのがペンギン(ェ)
プリティーペンギン。

追伸:
ところでペンギンが海に流した船員達は死んだでしょうか?
| movie | 14:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
THE JUON
THE JUON -呪怨- ディレクターズ・カットコレクターズ・エディション
THE JUON -呪怨- ディレクターズ・カットコレクターズ・エディション

内容(「Oricon」データベースより)
日本で大ヒットとなった「呪怨」シリーズが清水崇監督によりハリウッドでリメイク。日本のとある一軒屋で巻き起こる恐怖の出来事を描いたホラー・ムービー。


キャスティングを外国人にしただけで目新しさは殆どなし。
復習のつもりで観るのには丁度良いかもしれないけど、「呪怨」シリーズの新たな怖さを求めるつもりで観るとガッカリさせられてしまう。

ところで、今までそういう映画が無かったからだろうか、外国人が日本に住んでいるという映画設定に違和感を覚えてしまった。
登場人物達と日本の風景が一体化しておらず、登場人物が妙に浮いている。
日本のまとまりのない雑踏とした雰囲気に登場人物達が迷いこんだようで、
伽耶子や俊雄よりもずっとその光景の方がぞっとさせられた。
何だか日本が怖い。

海外版を創る場合は、やっぱりロケも海外が良かったなー。
伽耶子と俊雄も外国人バージョンにしてほしかったなー。
と、ぼやいてみる。
| movie | 14:22 | comments(0) | trackbacks(129) |
妖怪大戦争


今年10歳になるタダシは、両親の離婚により母と鳥取にやってきた。しかし最近ボケ気味の祖父には翻弄され、クラスメートにもなじめていない。そんなある日、夏祭りで「世界に平和をもたらす正義の味方」麒麟送子に選ばれたタダシは、なんと妖怪の姿が見えるようになってしまう。同じころ、人間に深い恨みを持つ魔人・加藤保憲は、捕獲してきた日本古来の妖怪と怨霊を混ぜ合わせ、新種の悪霊“機怪”を作り出し、世界壊滅を目論んでいた…。


※強烈ネタバレ&暴言注意










世界を救ったのは主人公でも妖怪でもなくたった一粒の小豆だった。

な、なんじゃそりゃー!!(ちゃぶ台ひっくり返し)
初めからB級映画ネタ映画として観に行くつもり満々だったけれども、ここまでやってくれると、もう唖然とするしかない。
いや、それなりに楽しかったですよ?
所々の笑いネタもそれなりに笑えましたし、それにスネコスリが死に掛けてる所なんて笑い堪えるの大変でしたよ?(むしろ何で死ななかったのか不思議。涙で元の姿に戻るとか、そういう奇跡嫌い/ェ)
でも、何アレって気持ちの方が多く残りました。
あからさまに

「妖怪だいすきな人達が好き勝手に創った映画」
「大きい友達に媚び売ってる映画」
「スポンサーに媚び売ってる映画」

な雰囲気がプンプン漂います。

製作者さん達はすごいんですよ。
宮部みゆき、大沢在昌、京極夏彦、荒俣宏と、妖怪の巨匠揃いです。
そして、その人たちは思う存分妖怪を出しまくってくれました。
最後の大海原のような妖怪達の群れはCGにしてもすごいですし、ユーモラスな妖怪達の姿は素直に好感を抱かせてくれました。
悪妖怪と善妖怪の区別がハッキリしているのはどうかなーとも思いましたし、妖怪と機械を一体化して悪をうやむやにしたことに多少の違和感を抱いてしまいましたが、これは子供向け映画のため仕方ない事だと諦めます(偉そうに)
そして、製作者さんたちの妖怪達への愛は、もう口から砂糖吐きそうなぐらいよく解りました。
この愛は「妖怪大戦争」という映画にとってプラスになったと思いますが、観終わった後に軽い胃もたれを覚えます。

続いて「大きい友達に媚び売ってる映画」という事に関して。
それは、女の露出の無駄な多さ。
アギのパンツ丸見えなミニスカート、絶妙なアングルでチラリと見える胸の谷間。
川姫の超綺麗な太腿、少年の手に撫でられる滑らかな濡れた皮膚。
休日中のお父さんに媚び売ってんじゃねぇ。

更に、主役である神木隆之介きゅん(←あ)
御前はショタコン狙いか? それともペドフィリア狙いか?(暴言暴言!)
明らかにアブノーマルな方々を狙った人選です。
軽いショタな私は途中で「'`ァ'`ァ 」と息を荒げそうになってどうしようかと(黙れ)
こんなに人様を萌えさせて、御前は一体将来何になりたいんだ。
物語的な主人公としてはいつも「わーわー」喚くだけでほぼ役立たず。
そういう方向けに用意した主人公としか思えませんでした。まる。

そして、「スポンサーに媚び売ってる映画」という事に関して。
絶対、これのスポンサー、KIRINだろう(低音)


出演者は良かったですよ?
99の岡村も、雨上がり決死隊の宮迫も(え、あと一人は?)、川太郎役の人も(名前失念)本当に演技も存在感も二重丸でした。

しかし、全体的に意味不明な映像が多く、最後の終り方も意味不明だった。
アレって、大人になったら妖怪が見えなくなってしまう、そして人の悪意には底がないからまた加藤が生まれちゃうってこと?
バッドエンドじゃん。

私のように細かくうだうだ言わない心の大らかな人、妖怪がすきな人、女の子の尻と太腿を見たい人ショタペドの気がある人は観に行って下さい。


追記:
映画後に原作をちらちらと立ち読みしてきました。
全然内容ちゃうやん。
最後飛び込むの加藤と小豆じゃないし、真っ白な嘘っていうのも違う。
どうなってんだー(;´Д`)
| movie | 13:42 | comments(0) | trackbacks(9) |
ロボッツ(吹替版)


貧しい皿洗い器ロボットの息子・ロドニーは、大発明家のビッグウェルド博士に憧れ、自分も発明家になりたいと夢見てきた。やがて成長したロドニーは、その夢を叶えるため大都市ロボット・シティへと向かう。しかし博士が引退した後のビッグウェルド・インダストリーズは、新しい経営者ラチェットのもと「最新部品でアップグレードし続けない中古ロボットは、すべてスクラップにする」という恐ろしい計画を進めていた・・・。


「レーシング・ストライプ」の失敗を活かして、今回は字幕版を見ようと心に誓ってみたものの、吹替版の方が上映時刻が早いので吹替版を見てしまいました。
失敗を活かせないタイプですヽ(゚∀゚)ノアヒャー

しかし、今回は映画中に吹替えのせいでガックシさせられる事はありませんでした!
草薙剛君、ろくでもない声優をしているかと思ったら、声質が主人公に普通に合っていました。
草薙君が上手いというよりかは、これは主人公の雰囲気に草薙君の雰囲気がピッタリマッチしていたおかげだと思う。
ちょっと情けないんだけども意思の強い頑張り屋さん。
普通の人っぽいけど『いい人』。
そんな感じで。

更に、主人公の相棒役であるフェンダーを演じていた山寺さん
いつもに増して素晴らしい!
お調子者なフェンダーを活き活きとコミカルに演じてくれました。
山寺さんが声優として出ると、一気にその映画が活力を持つ気がする。
彼の声は人の気持ちを一気に高めてくれるよね(同意求めてる)
そりゃ、朝の司会で「おっはー」とかするはずだよ(関係ないよ)('A`)

字幕版も豪華声優人のようですので、其方も非常に気になります。
吹替版だけでなく是非とも字幕版も見たいと思える、両者共に素晴らしい声優人です。


そして、内容と言えば、良くも悪くも子供向けなCGアニメ映画
大人でも勿論楽しめますが、映画が含むメッセージ性が明らかに子供向け過ぎて、大人が見ても余り心には響かないかもしれない。
何せメッセージが「夢を諦めるな」「なりたい自分になれるんだ」的なもので、人生の酸いの甘いも知り尽くした大人にしてみれば、もう何甘いこと言ってやがんだとツッコミたくな(以下略)
・・・
多少言い過ぎましたが、大人が目をキラキラと輝かして見る作品ではありませんね。
しかし、今現在人生を諦めている大人が奮起するために観るのは良いかもしれません。
大人は頑張るしかないんです。
頑張れ大人。
そして、上記した通り、子供でも大人でも物語全体としては確かに楽しめますし、所々含まれたギャグには素直に笑わされます。
歌も踊りもたっぷり、ロボット達の動きはコミカルで愛らしい、時折スピード感の溢れる爽快な映像。

当り前ですが、これは家族連れで観に行くのが一番良いと思われる映画です。

分類的には「Mr,インクレディブル」と同じような感じかな。
| movie | 14:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
アイランド


『アルマゲドン』、『ザ・ロック』など、これまで数多くのアクション大作をヒットさせてきたマイケル・ベイ監督が新たに選んだのは、現社会に突きつけられた“モラル”と“純粋な愛”だった!!近未来の巨大施設。毎日規則的な生活を続ける入居者たちの中に、リンカーンとジョーダンもいた。地球は汚染されており、生き延びることのできた彼らは施設で守られているのだと、みな信じていた。施設から出られる道はひとつ。唯一、汚染を逃れた「アイランド」へ移住すること。ある日、ジョーダンが「アイランド」行きの抽選に当たった!しかし、その頃、リンカーンは「アイランド」行きは死を意味するのだと知ってしまう。彼は、ジョーダンの手を取り施設を脱走。生きたい。彼らのまさに命を賭けた闘いが始まった。
「goo 映画より」


今まで「パール・ハーバー」「アルマゲドン」等、私の個人的感想では、アクション映画か感動映画か解らないB級映画を創ってきたマイケル・ベイ監督。
今回の「アイランド」もどうせ無駄にお涙なシーンを入れて微妙な感じにしてるんでしょう、と大して期待していなかったのですが、今回のは中々上質なアクションムービーになっていました。

「アイランド」はこれまで使い古されてきた『クローン』というテーマを、アクション的には確りと消化していたと思います。
主人公が自分がクローンという事で、処分されるなんて嫌だ生きたいと思ってアクションしまくっても、自分は誰かのコピーなんだ偽物なんだと悩むクローンゆえの葛藤は一切ないんですね。
本来なら「クローンの葛藤を描かないなんてウッスイ映画!」と罵るところなんですが、「アイランド」は下手にヒューマン的要素を入れずアクションだけに専念したのが大正解だと思える映画でした。

そういった葛藤シーンを省いた分だけ、アクションシーンも盛りだくさんかつ派手で、2時間飽きることなく楽しむことができます。
ストーリーが単純である程度予測できるのも、この映画にとってはプラス評価になるのではないでしょうか。
安心しつつも手に汗握り、最後まで楽しんでみれるアクション映画です。


ただ、多少グロテスクといおうか胸糞悪いシーンもあります。
「クローン商品」というテーマで裂けられないであろう人間のエゴが「アイランド」には所々描かれています。
若い肌が欲しいから、病気や事故の時の保険が欲しいから、長く生きたいから、そういったエゴで「意思のある人間」を最後まで「物」として扱う気色悪さ。
だけど、そういった「生き物を物として扱う人間」と「私」とで何も違っていないなと映画を観終わった後に思いました。
主人公/リンカーンとヒロイン/ジョーダンを助けるマックという技術者が

「食べる牛には会いたくないだろう?」

という言葉を発しますが、ここで「クローン=食べる牛」と評されていることが解ります。
そして、私は、毎日牛肉、鶏肉、豚肉とありとあらゆる生き物を食べています。
だけど、それを「生き物」と認識した事は余りありません。
その私が食べている「生き物」がこれまで四本足で確りと立って生きていて、そして泣き叫びながら首を切られて死んでいったものだと実感しながら食べることはありません。
理屈では生き物だと解っていても、頭の中ではスーパーでサランラップにかけられて存在している唯の物だと思っているのです。
あくまで「生き物」を「物」として扱っているのです。
それは、「食べる牛=クローン=人間」を物として扱っていることと同じだと思うのです。

映画を観ている時は、「クローンだからといって殺しても良いなんて酷い!」だとか単純に考えていたのですが、今考えると、私は結局「クローンを切り刻む側」に居るんだと思います。
そして、自分が死ぬぐらいならクローンを殺してでも生き残りたいと望む側だと思います。

この映画は普通のアクション映画だけれども、根底のテーマは「クローン」というよりも「弱肉強食」ではないかと思う。
「アイランド」ではクローンであるリンカーンは初めは弱い側だったけれども、最後は強い側になったからこそ生き残った。
ネタバレそして、発注者であった本物のリンカーンは弱いからこそクローンに殺された。
結局、弱い奴が殺されて、強い奴が生き残る。
弱いから、牛や鳥や豚は殺されて喰われる。
強いから、人間の方が殺して喰って、弱いものを「物扱い」する。
弱いものを「物扱い」しない人間なんているんでしょうか。
この映画を観て、最後まで「クローン(弱いもの)を殺すなんて悪いことだ!」と思える人は何人ぐらい居るんでしょうか。


不愉快でしょうので反転↓

非常に極端な話、「クローンだからって殺すなんて酷い!」と思った人は牛乳と蜂蜜のみを食べて生きていけばいいと思う。
| movie | 17:57 | comments(3) | trackbacks(1) |
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語


発明好きのヴァイオレット、読書家のクラウス、噛むことが大好きなサニーは、裕福なボードレール家の三姉弟妹。ある日、火事によって愛する両親を失った3人は、遠縁のオラフ伯爵に預けられる。ところがオラフ伯爵は、後見人手続きが終わった途端、遺産目当てに3人の暗殺を企てる。3人は、この危機を知恵と勇気で逃れ、別の親戚へ預けられることになるのだが、強欲なオラフ伯爵は、あらゆる手段で3人に近づこうとする。


5月3日鑑賞
| movie | 21:40 | comments(1) | trackbacks(2) |
海を飛ぶ夢


海の事故で、首から下が不随となったラモン・サンペドロは、26年間をベッドの上で過ごし、その年、自ら命を絶つ決断をする。人権支援団体で働くジェネは、ラモンの死を合法にするため、弁護士のフリアの協力を仰ぐ。法廷へ出る準備を進め、ラモンの話を聞くうちに、フリアは強く彼に惹かれていった。ある日フリアは、ラモンの家で発作に倒れる。不治の病に冒されたフリアは、やがて自らも死を望み、ラモンの死を手伝う約束をする。


4月20日鑑賞

何の覚悟もなく観に行った私には、息苦しくなるぐらい重い映画だった。
「海を飛ぶ夢」は「尊厳死」を実際に行ったラモン・サンペドロ氏という方の実話です。
実話だからこそ人物描写にも容赦がない。
フィクション映画だったら、ある程度人物の性格にも情けが入るし、観客にとって受け入れやすいものになっているけれども、実話には容赦がない。
自己中心的という言葉が当て嵌まる。
剥き出しのエゴや、時折見せる愛情の深さ、それらがごちゃまぜになって、何処か歪んだ人間に見えてしまう。
だけど、歪んでるこそ人間で、こんな風に思わず本当の人間を見せられると、私みたいな人間はグッと言葉に詰まってうろたえてしまう。
ラモンを取り巻く周囲の人間は、本当に多種多様で、彼を愛してると主張する人もいれば、彼の死を援助しようとする人もいる。
そして、彼の死を許さないと叫ぶ人もいる。
一番痛かったのは、ラモンの兄の糾弾かな。
彼は何処までも自分の弟の尊厳死を否定する。拒絶する。
だけど、ラモンは死にたがる。

「生きるこということは権利だ。でも今の自分には義務としか言えない。」

尊厳死を求める人の言葉はこんなにも重いのだろうか。
動かせない身体、排泄も他人頼り、何の景色も見れない、そういう気持ちはどういうものなのだろう。
想像もできなくて、ただただ息苦しい。
| movie | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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